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2012/06/03

ヨハネに悩める10~第6,7曲イエスの逮捕

この曲については、自分が演奏するわけではないので、あまり書くことがありません。しいて言えば、第7曲のバスの音型が何をあらわしているのかということと、アルトが非常に装飾的だなということ。

前者については「縛られる」ということと何か関係がありそうな気がしますが、よくわかりません。しかし、優しく弾くようなところではなさそうです。

後者については、アルトの旋律というのは、オーボエパートのような音型に装飾を付したものといえます。実は、稿によって装飾が異なる点に注目したいと思います。マタイでも初期稿と後期稿の間には同じような違いがあります。カンタータのシンフォニアとチェンバロ協奏曲版もそうです。やはり、一般的に演奏される後期稿の方が装飾は洗練されていて、より装飾的であるようにも思えますが、どうなのでしょう?バッハは同時代人と比べると、装飾音をかなりきちっと書くほうで、1730年代以降は声楽曲に限らず、あらゆる分野で、より装飾的に書かれているのですが、この曲もその例といえるでしょう。(つづく)

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