« ブリュッヘンの第9 | トップページ | ブリュッヘンのロ短調ミサ(2) »

2011/02/27

ブリュッヘンのロ短調ミサ

今晩は、ブリュッヘン指揮新日本フィルのロ短調ミサ。

木管楽器に期待しないみたいなことを言ってしまいましたが、そのせいかどうかはともかく、なんと客演でオーボエの秘密兵器を出してきました。庄司知史さん。知っている人は知っている名手。

http://www.face-music.co.jp/3_player/shoji.htm

おかげでファゴットと合わせて二枚舌グループは超強力に!オーボエソロ曲は注目です!

詳しい演奏の模様は、明日の演奏会が終わってからにします。

ところで、ロ短調ミサ曲は、新バッハ全集でももっとも初期に編纂されたもので、当時としてはかなり斬新なアイデアが盛り込まれていましたが、その後の研究によって、今となってはどうかな・・・という感がありました。そこで、最近、いわゆるリバイス版というのが登場しています。最新の研究成果を踏まえたもので、すでにミニチュアスコアも発売されています。

https://www.baerenreiter.com/html/nba_rev/en/index.htm

自筆総譜にあとで息子のC.PH.E.Bachが書き込んだものを明確に区別し、他の資料も踏まえたものです。

今回は、この校訂譜をそのまま使ったものではなさそうです。面白かったのは、Gloriaの最後のバスのアリア「Quoniam」のホルンにいわゆるモダンの「ディスカント ホルン」、要はトランペットと同じ音域のホルンを使っていた点です。リバイス版では「Corno da Caccia in D Basso(Bassoは斜字)」になっていますが、ブリュッヘンはBassoとは考えなかったのでしょうか。またDomine Deusの16分音符がいわゆるロンバリディアリズムになっていたのも変わっています。リバイス版の脚注を見ると、1733年版にはそうなっているようです。BCJのプログラムならこのあたりはビシッと解説してくれるのでしょうけど、新日本フィルではそこまでなかったのが少々残念。

(ここから加筆です)

ブリュッヘンの旧盤を見ていたら、クリストフ・ヴォルフが使用楽譜について解説していました。ということは、旧盤はPetersから出ているヴォルフ校訂版を使ったということか。今回はどうなのでしょう?ちなみに、新バッハ全集Revised EditionはUwe Wolfという人が校訂していますが、クリストフ・ヴォルフとも色々ディスカッションしたと書いてありました。

とりあえず今日はここまで

|

« ブリュッヘンの第9 | トップページ | ブリュッヘンのロ短調ミサ(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32419/50979375

この記事へのトラックバック一覧です: ブリュッヘンのロ短調ミサ:

« ブリュッヘンの第9 | トップページ | ブリュッヘンのロ短調ミサ(2) »