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2009/12/28

年忘れブクステフーデ

今年も残すところあと数日。

ヘンデル、ハイドン、メンデルスゾーンに明け暮れた今年の最後を飾るのは、なんとブクステフーデ。それも二本のVnにガンバ、通奏低音という渋~い編成。しかもメンバーが、若松夏美さん、荒木優子さん、平尾雅子さん、そして上尾直毅さんという豪華メンバーだからマニアックな古楽オタクにはたまらない。演奏者自身が「マニアック」といってはばからないくらいなので、間違いなくそうなのでしょう。こんな年の瀬にこんなマニアックな演奏会を企画して、果たして客が集まるのだろうか? そんな演奏者の期待といおうか不安を見事に裏切って、近江樂堂が満員札止め。プログラムが間に合わず急遽コピーするほど。

演奏も渋くて熱い。クールビューティーといってもよいかもしれません。個人的にはラインケンが最も印象に残りました。

最近、こういう小さなコンサートに行く機会がめっきり減りましたが、自分が忙しいというのもあるのでしょうけど、そもそもこういうメンバーでこういう曲目というのがめっきり減っているような気がします。でも、こういうのがもっと聞きたい。もっとやってほしい。そんな気持ちをよりいっそう強く持ちました。

さて、平尾雅子さんがオルティスの装飾法(ディミニューション)の著作を翻訳しました。なかなか実践で生かすことはできませんが、やはり、古典派以前の音楽を演奏するのに、この知識は絶対に必要です。後期バロックや古典派では、即興でディミニューションをやることはなくても、そもそも、作曲家自体がオルティスの書いた方法を応用してディミニューションの形で書いているので、それを意識するとしないとでは、ずいぶん楽譜の見え方が変わってきます。1月中旬発売のようです。

いったい来年はどんな演奏が聞けるのでしょうか?

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