29番で始まり29番で終り、1番で新たな旅立ち
OLCのコンサートに行った。
今回が浜離宮朝日ホールでの最後のコンサートになるらしい。厳密にいえば、朝日新聞主催とかがなくなるということかと思うが。曲目はMozartの29番、ハイドンのV字、そしてベト1。
29番といえば、OLCの第1回もこの曲だった。10年以上前に私がアマオケで初めて秀美さんの指揮で弾いた時もこの曲だった。単なる偶然なのか、それとも意図したのかはわからないが、節目には必ずこの29番が登場してくる。そして、OLC結成から今日までの20回を越えるコンサートを通じて、こんなにも変わったのか、と改めて驚いた。若々しくも時々力んでいた当時と比べると、はるかに成熟している。ここまできて、やっとOLCの味わいがじわりと出てきた。しかし、ここで浜離宮朝日ホールでのシリーズが終わるというのも何とも残念。V字も面白さだけでなく、何かスケールの大きさを感じる。アンサンブルもいい。息もぴったりだ。
そしてベト1。モダンオケには人気のないといおうか滅多に演奏されない1番だが、古楽ファンの間では人気があるし、比較的よく取り上げられる。ブリュッヘンが18世紀オケで衝撃的な古典派CDデビューを果たしたのもベト1。他団体でも、スタートにはこのベト1がよく演奏される。何か新しい時代が始まるというときには、ぴったりの曲のようだ。OLCもいままでの集大成であったと同時に、新たなスタートとしてこの曲を選んだのかもしれないし、まさにそういう演奏だった。
メンバーも演奏していて楽しそうだった。
いままでも数々の名演を聞かせてくれたOLCだが、今回はその中でも最高の部類に入るかもしれない。
来年からは東京文化会館小ホールだそうだ。朝日新聞、浜離宮朝日ホールには心からの感謝の意を表したい。
今回が浜離宮朝日ホールでの最後のコンサートになるらしい。厳密にいえば、朝日新聞主催とかがなくなるということかと思うが。曲目はMozartの29番、ハイドンのV字、そしてベト1。
29番といえば、OLCの第1回もこの曲だった。10年以上前に私がアマオケで初めて秀美さんの指揮で弾いた時もこの曲だった。単なる偶然なのか、それとも意図したのかはわからないが、節目には必ずこの29番が登場してくる。そして、OLC結成から今日までの20回を越えるコンサートを通じて、こんなにも変わったのか、と改めて驚いた。若々しくも時々力んでいた当時と比べると、はるかに成熟している。ここまできて、やっとOLCの味わいがじわりと出てきた。しかし、ここで浜離宮朝日ホールでのシリーズが終わるというのも何とも残念。V字も面白さだけでなく、何かスケールの大きさを感じる。アンサンブルもいい。息もぴったりだ。
そしてベト1。モダンオケには人気のないといおうか滅多に演奏されない1番だが、古楽ファンの間では人気があるし、比較的よく取り上げられる。ブリュッヘンが18世紀オケで衝撃的な古典派CDデビューを果たしたのもベト1。他団体でも、スタートにはこのベト1がよく演奏される。何か新しい時代が始まるというときには、ぴったりの曲のようだ。OLCもいままでの集大成であったと同時に、新たなスタートとしてこの曲を選んだのかもしれないし、まさにそういう演奏だった。
メンバーも演奏していて楽しそうだった。
いままでも数々の名演を聞かせてくれたOLCだが、今回はその中でも最高の部類に入るかもしれない。
来年からは東京文化会館小ホールだそうだ。朝日新聞、浜離宮朝日ホールには心からの感謝の意を表したい。
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