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2009/06/12

新有田オケ誕生!

1980年代も終り頃、18世紀オケに遅れること10年、念願の本格的古楽器オーケストラが産声を上げる。東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ。バロック音楽しか聞いたことのなかった古楽器ファン、モダンオケでの演奏しか聴いたことのなかった一般音楽ファンに、新鮮な驚きと喜びを与えてきた。バブル崩壊を初めとする何度もの危機を乗り越え20年、奇跡の復活を遂げ、ついに、ロマン派、古典派をメインレパートリーにする新しいオーケストラへと変身した。

「クラシカル・プレイヤーズ東京」

これが新しい有田オケの名前だ。バッハの名前を捨て、古典派以降のレパートリーへと向かうのか。そして古楽器によるロマン派演奏への扉を開ける。東京バッハ・モーツァルト・オケの創立メンバーたちも客席でこの瞬間を静かに見守っていた。

この日は、モーツァルトの序曲のあと、有名なメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、いわゆる「メンコン」を演奏。あまりによく知られたこの名曲を、古楽器でどのように演奏するのか。しかも、モダン楽器の名手をソリストに迎えてロマン派以降の協奏曲を演奏するという試み。これほど有名でありながら、生を聴くのは初めて。そして、メインはベートーヴェン英雄交響曲。

個人的には、このオケの最大の売りは、本間・堂阪両巨匠の「黄金の二枚舌コンビ」ではないかと思う。この二人が吹き始めると全体の雰囲気がガラッと変わる。本間節、堂阪節健在である。共に某在京モダンオケの首席奏者であるが、他のモダンオケの二枚舌もこのくらいの演奏をしてくれたらどんなに幸せであろうか。もしここに有田さんのフルートが加わったら、というようなことは考えてはいけないのだろうか・・・。いや、やはりもう一度聞いてみたい。

若手中心(特にVn)でまだまだ荒削りではあるが将来の可能性を感じさせる新有田オケ、個人的には、ベートーヴェンよりも、初期ロマン派をもっと取り上げてほしいと思う。

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コメント

その有田氏もとても興味を持っておられる、、、とある演奏家がおられまして。。。
年末のコンサートの耳より情報を一つ発見しましたので、あまりの嬉しさに余計なおせっかいと知りつつコメントを書かせて頂きます。
既にチェック済みかもしれませんが、、、、
アーノンクール氏には20歳の頃には既にひときわ目をかけられ、コンツェントゥスで演奏し、その後、氏の推薦もありもあり、世界的に有名になった古楽アンサンブル「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」のコンマスをずっとつとめている、、、、といえばエンリコ・オノフリ氏ですが、そんな彼があの伝説の「四季」をひっさげ来日公演があるようです。
詳細を公式ファンサイトで見ることができます。強烈に楽しみではありませんか…いかがでしょう。。。
http://homepage3.nifty.com/enricoonofri/

投稿: cappa | 2009/09/15 11:36

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