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2008/11/14

赤津眞言を語る

昨日は、バロックVnの赤津眞言さんとオーケストラ・ファン・ヴァセナールの仲間たちによる、イタリアとフランスのヴァイオリン曲(ソロソナタ、トリオソナタ)の演奏会を聞きにいく。

2vn,Vlg,Cemというバロックの基本中の基本の編成でありながら、コンサートは意外なほど少ないといおうか、ほとんどない。そして、初期イタリアからコレッリ、フランスのルベルなど垂涎のプログラム。

他のメンバーはVnが瀬尾和美さん、VCとVdgが武澤秀平さん、そしてCemが私を古楽という「悪の道」に誘いこんだ張本人の岡田龍之介さん。実は、瀬尾さんのことは知りませんでしたし、演奏を聴くのは初めて。しかし、赤津さんのお眼鏡にかなう位なので、それなりの実力者なのでしょう。古楽の世界より、他の世界で有名な多才な方らしいです。

それはともかく、やはり赤津さんの音楽はいつ聞いてもいいですね。表現豊かで繊細でやさしくて。同じLa Petite Bandeに所属していた寺神戸さんとはまた違った味わいです。そして、他のLa Petite Bandeの誰とも違う個性を持っています。ひたすら美音や技巧をひけらかすタイプのバロックVn奏者も増えてきたようですが、楽器が持つ本来の表現力をいかした演奏を聞かせてくれます。ある意味和風なのかもしれません。なかなかこういう演奏をする人は古楽界でもいませんね。

実は、一緒に弾かせていただいたことが何度かありますが、全くついていけなかった。指が回るとかではなくて、ボウイング、もっと言えばただ音を出すだけでも。何が違うのだろうと毎回観察していますが、いまだに全く見当つかず。実際、プロの方でも、赤津さんと対等にアンサンブルできるVn奏者というのは世界中でもそうはいないのではないかとすら思います。どうしても赤津さんが圧倒的な存在感を見せてしまいます。ですから、私ごときがついていけなくても何も落ち込む必要はない。でも、一度、全く対等に張り合えるVn奏者との演奏を聴いてみたいです。

Cemは、赤津さんのVnと張り合うことは決してなく、しっかりと支えることに徹していました。そうすることで、Vnのすばらしさがよりいっそう引き立つ。

コレルリのトリオソナタなんて、トリオソナタの教科書、元祖本家本元なんですが、演奏される機会は極端に少ない。あんなに単純シンプルなのに、何であんなに激しく、そして心動かされるのだろう。ぞくぞくわくわくする。和声の変化だけでも。改めてすばらしい曲だと思ったし、自分でも演奏してみたい。

まぁ、色々うんちくめいたことはあるのですが、とにかく楽しく、心動かされる演奏でした。

24日には、赤津さんが指揮をして、イタリアの声楽曲を演奏するコンサートにも行ってきます。

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