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2008/09/05

高田あずみとアマチュア、ピリオド奏法への挑戦(5)~典型的ピリオド奏法との違い

典型的な「ピリオド奏法」の特徴といえば。

・ノン・ヴィブラート

・メッサ・ディ・ヴォーチェ

・開放弦の積極的利用

・上からのトリル

といえるかと思います。本当は、そうではないはずなのですが・・・。

中でもノンヴィブラートの徹底というのは、大きなウェイトを占めているのではないでしょうか。

では今回はどうしているのか。

実は、上からのトリルを除いては、そんなに厳密にはやっていません。ヴィブラートも結構かけていますが、巻き線やスチールでは音が硬くなってしまうので、ある程度必要という面もあります。もちろん、巨匠ヴィブラートではないですし、ノンヴィブラートの場合も少なからずあります。メッサ・ディ・ヴォーチェについては、露骨な中ぶくらみはほとんど使いません。もちろん長い音の途中で表情をつけるため、カンタービレの表現のためにふくらみを持つことがありますし、音を減衰させることはよくありますが、ふくらませること自体は目的にはなっていません。モダンボウということもありますが。開放弦についてはやはり古楽器といおうかガット弦に比べると使用頻度は激減します。特にE線はスチールでかなりきつくて硬い音が出ます。でも逆にそういう表現が必要な時には、A線の小指で弾くより効果があります。小指で弾くとやはり音色がこもるんですね。

ということで、「こんなのはピリオド奏法とはいえない!」というお叱りを受けるかもしれませんが、古楽器でもヴィブラートは使っているし、開放弦も注意深く使っているし、メッサ・ディ・ヴォーチェも一昔前みたいに露骨な中ぶくらみにはなっていない。それを考えれば、そんなにおかしいとは思いません。

そんなことより、やはり、古楽器演奏の特徴はアーティキュレーション。これについては、ボウイング技術の習得を含め、徹底的にやっているので、それだけでもかなり古楽器の雰囲気が出ているのではないかなと思います。もっとも、細かいアーティキュレーションは、普通の人にはなかなか聞き分けられないのではないかと思われるほど微妙なことなのですが。

いよいよ明日が本番、教会の響きの力も借りて、それっぽくなっているでしょうか。

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