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2008/09/29

鈴木秀美&OLC 渾身のVivaldiチェロコン(10/7)予告

鈴木秀美&OLC(オーケストラ・リベラ・クラシカ)の第22回公演(10/7 19:00開演 浜離宮朝日ホール)は、いままでとはうって変わって、Vivaldiチェロ協奏曲&「レストロ・アルモニコ(調和の霊感)」集

http://olc.hidemisuzuki.com/

チェロのソロ協奏曲、そして2台のチェロやVnソロが入ったおなじみの協奏曲を鈴木秀美さんの他、エマヌエル・バルサさん、若松夏美さん等が演奏。「弦楽器三昧」といってもいいでしょう。

Vivaldiの協奏曲といえば、演奏されるのは四季と一部の管楽器のための協奏曲ばかりで、超有名曲であるにもかかわらず、レストロ・アルモニコなどは古楽器で演奏されることはほとんどありません。厳密にいえば、アマチュアが演奏することはあっても、プロが演奏するというのはほとんど聞いたことがありません。

有名でありながらレアな演奏、しかも一流の演奏家。この手のコンサートは、イベントなどでやる可能性はあっても、自主公演というのはいまや財政的にも演奏家のスケジュール的にも極めて困難。これを聴かない手はないとしかいいようがありません。OLCの大阪でのエロイカ同様、「幻の・・・」になってしまう可能性大です。レコーディングされるかどうかもわかりません。

そもそも、古典派オケとしてのOLCがなぜVivaldiなのか、それなら別団体があるのではないか、という意見もあるかもしれません。しかし、鈴木秀美さんは言います。「私たちはバロックからスタートしている。バロックを演奏しているからこそ、古典派をこのように演奏できるのだ」と。つまり、演奏者自身が彼らの原点に返るとともに、最近OLCのファンになった人達に、自分たちの原点を知ってもらい、なぜ、あのようにハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンを演奏できるのか、その秘密の一部を知ってもらいたい、とそういうことではないかと思います。そして、ハイドンやモーツァルトにも、バロック時代から受け継いだものが脈々と流れているということも忘れてはなりません。バロック音楽を演奏しているからこそ、古典派に流れるバロックの遺産を感じ取ってそれを的確に表現できるのです。「私たちは新しい時代から古典派の音楽を見るのではなく、より古い時代の音楽から古典派の音楽を見る。そうすると、古い時代の伝統も、そして古典派の斬新さや作曲家の特徴をより強く感じ、驚くことができる」。これも、鈴木秀美さんをはじめ多くの古楽関係者が口をそろえて述べていることです。

モーツァルトやハイドンが直接Vivaldiを知っていたか、Vivaldiから影響を受けていたかはわかりません。しかし、間違いなくいえることは、彼らは、バッハ(親子)やヘンデルからは多くの影響を受けていた。そして、父バッハやヘンデルの音楽は、Vivaldiの影響を無視しては語れないということです。(ヘンデルの場合はCorelliの方が影響は直接的ですが)。

さて、前置きが長くなりましたが、曲目等の紹介をしておきましょう。

ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi (1678-1741):
協奏曲集作品3〈調和の霊感〉第8番イ短調RV522
Concerto for 2 violins in A minor, Op.3-8 from "L'Estro Armonico"
チェロ協奏曲 ハ短調RV401
Concerto for violoncello in C minor
ヴァイオリンとチェロ協奏曲 イ長調RV546
Concerto for violin and violoncello in A major
2つのチェロ協奏曲 ト短調RV531
Concerto for 2 violoncellos in G minor
チェロ協奏曲 イ短調RV418
Concerto for violoncello in A minor
ヴァイオリンと2つのチェロ協奏曲 ハ長調RV561
Concerto for 1 violin and 2 violoncellos in C major
協奏曲集作品3〈調和の霊感〉第4番ホ短調RV550
Concerto for 4 violins in E minor, Op.3-4 from "L'Estro Armonico"
弦楽合奏曲 ト短調RV157
Concerto for strings in G minor


2008年10月7日[火] 19:00開演・18:30開場
東京・浜離宮朝日ホール (朝日新聞社新館2F)
(都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅A2出口経由徒歩5分)
   
◎料金(全席指定席・税込み):
  S席7,000円・A席6,000円
  学生当日券2,000円(会場へ学生証をお持ちください)
◎チケットのお申込み:
  朝日ホールチケットセンター(03-3267-9990)、
  OLC事務局(オレンジノート 045-545-9234 e-mail: info@hdm-olc.com )、
  チケットぴあ(0570-02-9990) [Pコード:294-745]
主催:オーケストラ・リベラ・クラシカ、朝日新聞社
協賛:NEC(http://www.nec.co.jp/community/ja/)
助成:芸術文化振興基金

第22回公演メンバー:
音楽監督・チェロ     鈴木秀美
ヴァイオリン     若松夏美、高田あずみ、竹嶋祐子、荒木優子
廣海史帆、森田芳子、川久保洋子

ヴィオラ     成田寛、深沢美奈
   
チェロ     エマニュエル・バルサ
コントラバス     今野京
チェンバロ     大塚直哉
リュート     佐藤亜紀子

鈴木秀美さんから直々にメールをいただきました。まだチケットはあるそうです。是非是非ということでしたので、私からも心からご来場をお待ちしたいと思います。

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