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2008/06/23

スパッラ師弟対決!「四季」~(2)ダン・ラウリン

スパッラ師弟対決第2弾は、6月10日に行われたリコーダーのダン・ラウリン率いる合奏団。メインは、リコーダーソロの協奏曲。中でも目玉は、c-mollのリコーダー協奏曲とヴィヴァルディの「四季」の「春」「夏」のソロパートをリコーダー用に編曲して演奏しようというもの。

リコーダーのダン・ラウリンは、いうまでもなくBCJとの共演、そして鈴木兄弟と録音したヘンデルのリコーダーソナタで我が国でもおなじみですが、今回は、BCJとのからみはなし。技巧の限りを尽くしてしかも大胆な装飾、解釈。コンサート全体が彼の「世界」そのものでした。

確かに猛烈な特殊技巧を駆使してそれなりに面白かったですが、私はVn弾きなので、やはりVnでの演奏のほうに魅力を感じてしまいます。

そんな中で、スパッラの父ディマのスパッラ・ソロは、ひときわ目立ちました。

思ったのは、スパッラって、弦楽器でありながらまるでファゴットのような音がするなということ。もう少し言えば、ファゴットとチェロの音が混じったような音。

スパッラに関して言えば、正直、師匠より「父」の方が面白かった。ただ、こちらの演奏にはコントラバスが加わっていたため、ややスパッラの音色が消されてしまったところは見受けられました。

アンサンブル全体は、若手中心の急造団体だったのと、あまりにダン・ラウリンの演奏が自由自在だったせいか、アンサンブルの緻密さという点では、LPBの方がかなりよかったという感じがしました。一人ひとりの表現は決して悪くはないのですが。昨年も確かエンリコ・ガッティだかと一緒にやった時に似たような感じだったので、もう少し何とかならないのかな、という気はしてしまいます。おしいですね。

何より残念だったのは、お客さんの数がかなり少なかったこと。有名どころが目白押し(目白バ・ロックだからというのでもないですが)ということもあり、客の取り合いになってしまったのでしょうか。

さて、これでスパッラシリーズも終りかと思っていたら、なんと週末にもっとすごいスパッラ大集合イベントが待っていました。それは次回。

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