シャルパンティエのクリスマス
「鈴木美登里祭」第2弾、コントラポントによる「シャルパンティエのクリスマス」に行ってきました。地元杉並公会堂大ホールでの初古楽。
シャルパンティエの「真夜中のミサ」他、クリスマスにちなんだ曲ばかり集めたコンサート。コントラポントのメンバーの多くは、日ごろ私の所属団体でお世話になっている方々中心。また、1人を除き第1弾ラ・フォンテヴェルデメンバーがそのまま参加しています。
シャルパンティエといえば、今年の9月にこのメンバーのうちの何人かにソロを担当してもらい演奏しましたが、この日の曲目はそのときと違って小編成でほんわかムードの曲が多かったです。
前半は、ほんわかしすぎて、気持ちのいい眠りの世界に入ってしまいましたが、後半は思わず聞き入ってしまいました。
さて、この日の美登里さんですが、第2ソプラノということで、ソロとしてよりはむしろアンサンブルにおけるハーモニーの要になっているような気がしました。もちろん、ソロも深みのある暖かい声でよかったのですが。ソロも出来るし、アンサンブルプレーヤーとしてもいい味出しています。
小野萬里さんのヴァイオリンも相変わらずいいですね。以前から、初期イタリアとかドイツもののイメージが強かったのですが、フランスものもなかなかです。
このコントラポントの華といえば、ソプラノの花井尚美さん。実はこの人の歌を聞くのは初めてですが、なかなかチャーミングでいい歌手ですね。声も若々しい。味わいというよりは新鮮さを感じます。
このほかに「カペラ」というもう少し古い音楽を演奏する団体もありますが、こちらにも少々興味がわいてきました。私の中心ジャンルからは若干外れるので、そんなに頻繁にということではないと思いますが、機会があれば聞いてみたいと思います。
これで鈴木美登里祭も終り、あとは24日のメサイアのみ。果たしてどんな締めくくりになるか。
次の杉並公会堂は、1月のバロックダンスです。
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