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2007/10/22

OLC第19回定演終わる

鈴木秀美指揮オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第19回定期演奏会が無事終わりました。

今回は滅多に演奏されないボッケリーニのチェロ協奏曲が目玉。そしてMozartの34番やハイドンの「熊」。ボッケリーニは正直よくわからない曲。めまぐるしく場面が変わって、常に期待を裏切る展開。ボッケリーニは古典派ではなくあくまでボッケリーニだ、とおっしゃる方がいらっしゃいますが、まさにその通りの曲でした。当然のことながら鈴木秀美さんの弾き振りだったわけですが、Tuttiのところも弾いていました。やはり、一人入るだけでオケのキャラクターが全く変わってしまう。これはどうしようもない事実です。そして怒涛のソロ。まさに圧巻としかいいようがありません。Mozartも立派な演奏でしたが、この怒涛の演奏の前には・・・。

後半は、「熊」。オーケストラの人数も以前より多く、しかも、世界的に著名なピリオド楽器奏者がVnやチェロにゲストとして加わっていることもあり、とても充実した響き。それでいてもちろん明晰さは失われていません。有名なドローンのところは、いかにもピリオド楽器らしい演奏。

アンコールには、なんと秀美さんがハイドンのチェロ協奏曲の第2楽章を演奏。「お口直しに」と冗談を言っていましたが、まさにそういう感じ。天国に昇る気分にさせてくれました。

結成して以来19回目の定期演奏会なわけですが、やはり当初と比べるとかなり進化しているような気がします。ようやくこの団体の目指している方向性が聴衆にもはっきりと見えてくるようになってきたともいえましょう。まさにこれからが楽しみという状況にあるのでは。

さて、会場では、前回の定期演奏会のCDと「古楽器よさらば」の改訂増補版が販売されていました。私はミーハーにも「古楽器よさらば」を買ってサインしてもらいました。もちろんCDも買いましたが。

演奏には十分満足した。その一方で、1ヶ月前に同じ場所で演奏した自分たちのことを思い返すと、そのレベルの違いに愕然として落ち込みます。天下のOLCを相手にシロウトが落ち込むというのもおかしな話ではありますが。やはり、ピリオド楽器オケの音色はこうでなければ。こういう音色や表現が好きでピリオド楽器をやっているのに、自分ではその百分の一も出来ていない。こんなすごいことをいとも簡単に当たり前にやってしまう。プロの底力をまざまざと感じました。心から尊敬します。

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