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2007/05/22

5/23 小島芳子を偲ぶ室内楽コンサート

5/23に、小島芳子さんを偲ぶ室内楽コンサートがかつての仲間たちによって開催されました。

5/21に三回忌を迎えました。

フォルテピアノには、師匠のホッホランドさんが駆けつけました。

鈴木秀美さん、若松夏美さん、高田あずみさん、森田芳子さん、そして野々下由香里さん。そしてMozartとBeethoven。

詳しくは小島芳子さんホームページ

http://www.oshirase.com/yoshiko/

ということで行ってきました。

間違いなく故人を偲ぶ演奏会なのですが、いまだに実感がわかない。永遠の別れというより「最近ご無沙汰」という感覚がどうしても抜けない。

そして、なんだかいつもとはちょっと違う雰囲気。小島さんへの一人一人の想いとホッホランドさんの何ともいえない懐の深い包み込むような雰囲気のためなのでしょうか。野々下さんの歌曲が妙にしんみり心にしみいります。Mozartのすみれ。小島さんは、バラだったのか野に咲くすみれだったのか。演奏はすみれという感じでは決してない。だからといってバラでもない。あるときはすみれのように、あるときはバラのように、あるときはひまわりのように・・・といった方がよいのかもしれない。花にたとえるのは難しいかもしれませんが、瞬発力というのか、ここぞというときの集中力みたいなのは大変なものでした。あの細いからだのどこにそんなパワーが潜んでいるのだろう。

ホッホランドさんも、ここぞというときに指先の集中力、爆発力は驚くべき。体全体で表現というより、指先だけで表現する。ピアノからフォルテもすごいが、フォルテからピアノがもっとすごい。まるで急降下。瞬間的に場面が変わる。Mozartの音楽には時々そういうめまぐるしく場面が変わるのがありますが、これほど豹変する演奏も珍しい。然し、それ以外は静かにやさしく包み込むような演奏。鈴木秀美さんは、去年の室内楽での共演の時(実はこれも追悼演奏かと私は勘違いしていましたが)の時とは全く別人かと思うような感じ。ホッホランドさんと対抗するというよりは、何か自然体で臨んでいるな、対話しているなという感じ。小島さんから力をもらい、ホッホランドさんに身をゆだねる。だからお互いが生きる。

それにしても、みなさんそうかと思いますが、小島さんを偲ぶと共に、小島さんに改めて感謝したくなる。そして小島さん所有のピアノにも拍手!

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