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2007/02/17

コンチェルト・パラティーノin神戸松蔭

今日は、冷たい雨が降りしきる神戸松蔭女子学院チャペルで行われた、コンチェルト・パラティーノ来日特別公演"主に向かいて新しい歌をうたえ"に行ってきました。

先日のBCJ定期演奏会の冒頭に演奏された彼らの衝撃が忘れられず、そして、あのヴェネチアのサンマルコ大聖堂の響きを思い出して、どうしてもこの松蔭のチャペルで彼らを聞いてみたくなりました。そして、なんとゲルト・テュルクさん、さらに「黒毛の亮」こと寺神戸亮さんまで。こんな贅沢があるでしょうか!、まさに「特別公演」の名にふさわしい顔ぶれです。会場にはこのシリーズの音楽監督、マエストロ鈴木雅明さんもまさに「万難排して」かけつけました。

曲目はドイツの初期から中期バロックで、主としてイタリアの影響を強く受けた作曲家の作品です。とにかく渋~いプログラムではありますが、味わい深い曲が多いです。

まあとにかく、感動、感激、笑いが止まらない。まずはあの響きに圧倒される。音が天から降ってくる。響きが会場に充満している。こんなのここでしか体験できない。鈴木雅明さんが冒頭に「日本の他の会場では彼らの音楽は収まりきれない」とコンチェルト・パラティーノを評していましたが、それも決して大げさではない。そういう感じです。彼らの音楽は、まさにこういう響きのために作られたのですから。

ブルース・ディッキーの恐るべき妙技、他のトローンボーンももっと恐るべき神業ともいうべき妙技を見せていました。そしてオルガンのような豊かな響き、ハーモニー。オルガンと一体。そこに、ゲルトの味わい深い歌が。時折涙を誘う。そして「黒毛の亮」。髪の毛が黒いのではなく、初期イタリアタイプの弓の毛が黒い。ビーバーのパッサカリア。この曲も何度も聞いていますが、こういう場所で演奏するとまさにその真価を発揮する。これは驚いた。バロックで「教会ソナタ」というジャンルがありますが、まさにこういう響きの中で即興を駆使して、そして通奏低音が豊かな響きで支えていたんだろうな。

そういえば、鈴木優人さんがいわば「大鈴木」(「大バッハ」に倣ってこう呼びましょう)の代役みたいな感じで通奏低音を担当していましたが、さすが、彼らの演奏や教会の響きを子供の時から聞き続け、こういう響きの中で育ってきただけあって、きちっとその役割をこなしていました。最近頻繁に彼の演奏を聞いていますが、通奏低音もここ一年でずいぶん変わってきたような気がします。

ほかにも色々あるのですが、とにかく、うれしくてうれしくて・・・。この心の高揚をどう言葉にすればいいんでしょう。鈴木雅明さんもとてもうれしそうでした。してやったりですね。

帰りの阪急六甲までの道のりも足取り軽く、今まで何度も歩いたこの道ではありますが、こんなに近く感じられたことはありません。

ブルース・ディッキーさんと連れ○○ンする幸運にも恵まれたし、とにかく行ってよかった。

東京に戻ってきてもルンルン気分です。

ゼロビートシリーズ恐るべし!

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