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2007/02/03

アーノンクールのヨハネDVD

アーノンクールのBach ヨハネ受難曲がDVDで再登場しています。

85年の録音で、EvangelistがKurt Equiluz,JesusがRobert Holl他、合唱はテルツ少年合唱団。ソプラノ、アルトはテルツのメンバー。カンタータ大全集38~41巻あたりのメンバーと思われます。オーボエのシェフトラインが40巻、41巻になると登場していたりいなかったり。ということで、たぶん、ある程度まとめ撮りしていたようにも思えるので、だいたいこの頃という感じです。また、チェロにHerwig Tacheziの名前が登場するのが38巻から少しずつ、ということもあります。Robert Hollを続けて使っていたのもちょうどこのあたりです。この前後はThomas Hampson。シュタストニーの現役末期ですが、カンタータ大全集では、この頃フルートを使う曲をアーノンクールが担当していなかったので、この点からの検証はできません。シェフトラインがすでに乗っていないロ短調ミサよりは前。しかし、Violone2本体制など、編成規模としてはロ短調ミサに近い。

コンマスはすでにアリス・アーノンクールではありません。クリオラ以来のパターンです。ヴィオラ・ダ・モーレは弾いています。

Marie Wolfはまたもや髪形が違う。シェフトラインはこの頃すでにかなり悪かったのか。いまいちさえない。

シュタストニーは、ほとんど体を動かさない。相変わらず。Robert Wolfは緊張した趣で体を結構動かして吹く。

クリストフ・コアンがガンバとチェロを弾いており、モザイク軍団勢ぞろいです。

と、そんなどうでもいいことばかり書いていますが、演奏は実際に聴いてください。

それにしても、この頃のテルツのアルトは充実していて、カンタータ大全集でも彼らを使っている。ソプラノの子達に比べるとかなり体は大きくなっているので、変声期直前の瞬間的な輝きといえるでしょう。しかも、変声期が体の成長と比べると遅かった、という幸運にも恵まれていたのかもしれません。そんな彼らも20年たった今はおそらく30代半ば過ぎにさしかかる頃。少年合唱で輝くのはほんの数年。そのあとの人生の方が遙かに長い。彼らはどんな大人になっていくのでしょう。

オケも当然のことながら年輪を重ねていく。まだ若いお兄ちゃんだったHerwig Tacheziもあんなに貫禄がついて。そして、多くの古参メンバーが老いには勝てず離れていく。CMWができたのが1954年頃、この録音が85年で約30年。そしてその頃からすでに20年。若手と思われていたモザイク世代でも25年のキャリアがある。古参メンバーの85年頃よりは今のモザイク世代の方が充実しているかもしれない。まさに、脂の乗り切った状態で来日したともいえます。80年は古参世代の脂が乗り切って、そろそろ新世代が台頭してくる頃。そういう意味では、数少ないもののいいタイミングで来日してもらっているという気がしないでもありません。

そういう自分も同じだけ年をとっているわけですが、果たしてHerwig Hacheziのように貫禄が出てきているのか・・・。自分ではまだ若手のつもりなのですが。

今日は、あまり中身のない話になってしまいました。ピリオド奏法シリーズを続けます。

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