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2007/01/03

謹賀新年とB&W805S

古楽ファンの皆様

あけましておめでとうございます。

本年も古楽および当ブログをよろしくお願いいたします。

さて、私事で恐縮ですが、年末にB&W805Sというスピーカーを購入しました。購入理由は、古いスピーカーのコーンエッジが破れていること、BCJの録音を中心に増えてきたSACDの音をより高音質のシステムで楽しみたかったことなのですが、色々試聴して、これに決めました。サイズの割に音がいい、チェンバロや弦楽器など古楽器の倍音をきちっと表現でき、生で慣れた耳にも空間的な広がりが感じられる、といった選定理由はありましたが、決め手となったのは、いかにもミーハーではありますが、鈴木秀美さんがこのスピーカーに関する記事広告にモニターとして登場していたことです。

http://www.marantz.jp/ce/news/article/200507.html

記事広告なので、実際にどう思われたのかは定かではありませんが、とにかくミーハーなので、ここに書かれていることを100%信じて買いました。もっとも、一般的にもとても評価が高いスピーカーではあります。

さて、新品のスピーカーは楽器と同じように本来の鳴り方になるまでに相当鳴らしこまなければなりません(エージング)。この年末年始は楽しむだけでなくエージングのために、ひたすらスピーカーを鳴らしています。もちろん、古楽中心にジャズであったり大オーケストラであったり、さまざまなジャンルのものを鳴らしています。年末年始には、アーノンクール来日公演の録音録画放送がTVやFMでありましたので、それをフルに活用しました。しかしなんといっても、購入の決め手となった鈴木秀美さんの試聴録で試聴されたCDというのを使わない手はありません。ということで、無伴奏チェロ組曲(新盤)、小島芳子さんとのベートーヴェンのソナタ集などをスピーカーに与えています。チェロおよびヴィオラの倍音成分、高音は、どのスピーカーも苦手とするところで、しかも聴覚上非常に重要な音域ですので、そこをしっかりと鳴らしておきたいと思いました。このあたりが十分に鳴らず、Vnばかりが聞こえるようでは演奏が面白くなくなってしまいます。まして、バッハのような対位法の曲の場合には。FMでアーノンクールのモツレク(日本公演)をやっていましたが、いやになるほどオケ(CMW)の音が聞こえてきません。特に弦楽器が聞こえません。少々音量を上げてもだめです。まだまだスピーカーがその力を発揮していないのか、録音のせいなのか。まずは、ひたすら中低音域を鳴らすしかないのかな、とは思っています。ただ、アンプが分不相応の安物旧式ということもあるかもしれません。

ということで、夜中でも小さな音でベートーヴェンのチェロソナタを与え続けています。

明日は、OLCを与えようか。

果たしてどうなることやら。

アンプに詳しい方、古楽を聞くことを前提に、805Sに合うアンプをご存知でしたらご紹介ください。

では、皆様が今年一年すばらしい古楽生活を送れることを祈念して、今年の最初の記事を終わりたいと思います。

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コメント

初めまして。
805Sというスピーカーはポテンシャルは高いですけれども、あまりにも高すぎてアンプ選択に迷ってしまう困ったチャンだと認識しております。そこがいいんですけどね(笑)。個人的にはセパレートアンプをお勧めしますが、予算にもよります。セパレートにするのでしたら、プリアンプはケチらない方が良いと思います。安いプリアンプはノイズを増やすだけです(いろいろ経験済み)。中途半端なセパレートにするよりは高級プリメインという選択もありかと思います。
まずGoldmundのアンプはスピード感と透明感、高域の伸びのよさなど、古楽器との相性が良いです。私はMimesis27/28を使っているのですが、透明感だけでなく艶やかさも感じられて気に入っています。低域もしっかり出ます。(805シリーズで低域を出すのは大変です)
Goldmundでは元気が良すぎると感じるのでしたらClasseです。繊細な高域が特徴で、Goldmundほどの押しはないのですが、線の細い音色を線の細いまま鳴らしてくれます。Classeのセパレートアンプはかなり高価なのですが、プリメインでも十分に繊細なサウンドを堪能できます。
805Sは人気のあるスピーカーですので、オーディオショップや電気店には必ず置いてあると思います。いろいろアンプを変えて試聴なさることをお勧めします。アンプを変えるとびっくりするほど音色が変化するのがわかると思います。こういうところが、805の優れたところです。

投稿: 805ユーザー | 2007/01/04 20:58

805ユーザーさま

貴重なアドバイスありがとうございました。

>805Sというスピーカーはポテンシャルは高いですけれども、あまりにも高すぎてアンプ選択に迷ってしまう困ったチャンだと認識しております。

本当に私も試聴を続けてそう思いました。アンプもそうですし、ソースによってもずいぶん印象が違いますね。アンプの性格がもろに出てしまうようですね。

実はスピーカーにお金をかけすぎて予算があまりなく、安物のいわゆる「デジタルアンプ」(フルデジタルではなく)を買ってしまいました(DENON PMA-CX3)。実際に聞いてみて、DENONのPMA-SA11や秀美さんが試聴したMarantzなどとも比較して、妥協できる水準のものとして選びました。本当は、804あたりとおっしゃるようなセパレートアンプというのが理想ではあるのですが、置き場所と予算の両面で断念しました。さすがにDENON PMA-SA1とかLuxmanの60万円クラスのアンプとは比較にならないのですが、逆にそういうものを聞いてしまうと妥協できなくなってしまうので、あえて最終的な比較はしませんでした(もちろん初期段階で試聴はしましたが)。

>(805シリーズで低域を出すのは大変です)

それはかなり気になっていて、無理してでも804を買ったほうが、とも思ったのですが、今度はそれにあったアンプを、と考えるとどう考えても予算が一桁増えてしまうような気がしてあきらめました。また、チェンバロソロや室内楽であれば、この低音でも何とかなるかと。店の人には、804は中音域を担当するのが高音域用の動きについていけていないので、かえって805のような2ウェーの方がよいかもしれないといわれました。確かに重厚感は804の方がありますが、切れとかを考えると805かなと思って妥協しました。低音に関してはSA11もCX3もあまり違わないように感じました。であれば、値段が1/3のCX3でもいいかと思いました。家で聞くレベルの音量では、むしろ、CX3の方が聞きやすいと思ったくらいです。奥行き感とか響きとかの面でSA11の方がややあるようにも思えたのですが、3倍の金額を出すほどの優位性は感じられなかったというところです。

この常識はずれの選択が吉とでるか凶と出るか、またレポートさせていただきますが、いずれにせよ、今までより細かい音をシビアに聞くようになってしまったことだけは間違いないです。805については、各ショップの方が「シビアに聞くスピーカー」という言い方をされていました。私の場合、シビアに聞くというよりは、各声部の動きとか音程とかがはっきりと聞こえてしまうので、ついつい気になってシビアな聞き方になってしまうといった方がよいかもしれません。

では

投稿: AH | 2007/01/05 01:33

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