Mozart年を振り返って
まもなくMozart年である2006年も幕を閉じます。Mozartの誕生日まではまだ日がありますが、ここで一区切りつけて思い出のコンサートを。
1月末:オーケストラ・リベラ・クラシカの誕生日コンサートと定期演奏会。ハフナーセレナードなど。祝祭の雰囲気に満ち溢れる。なんと有田正宏さんが客演。今年一番のトピックでは。
4月:受難節はBCJのマタイ受難曲初期稿
4~5月:GW中の「熱狂の日」でMozartの宗教曲を聴きまくる
5月:A.Staierソロリサイタル、ピアノ協奏曲
ラ・プティット・バンド(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
6月:ヘレヴェッヘ、ロ短調ミサ
寺神戸さん、無伴奏チェロ組曲
7月上旬:有田オケを聞き逃すという一生の不覚。あとでSACDを買って改めて後悔
10月:ホッホランドと鈴木秀美、若松夏美のトリオで、円熟の技を
11月:まさにアーノンクール月間。ウィーンフィルにコンツェントゥス・ムジクス
12月:BCJ、モツレク、Mozart編曲メサイア
北とぴあ「月の世界」
自分で演奏した曲
Mozart 交響曲第40,41番、ハ短調ミサ、戴冠ミサ
他にも印象に残るコンサートはいろいろあるのですが(BCJ.OLCを中心に)、特に印象に残ったものだけを挙げておきます。
さて、今年は、わが国における「ピリオド奏法元年」と言ってもよいのではといえるほど、従来型モダンオケが、いわゆるピリオド奏法を取り入れた年でもありました。ついに、あのN響までノリントンの元でピリオド奏法に取り組みました。また、国内の古楽系指揮者がモダンオケを振るというということも始まりました。鈴木雅明さんが11月に。この流れは新年の鈴木秀美さんまで続きます。2月には再びブリュッヘンが新日本フィルの指揮者として登場。ついにMozartを指揮します。
来年はこれといった目玉のない年ではありますが、果たしてどんな音楽生活が待っているやら。
それでは皆さん、よいお年を!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
AHさま
新年あけましておめでとうございます。
昨年1年間、楽しく拝見させていただきました。
今年もよろしくお願いします。
先月、とうとう念願のバロックバイオリン買ってしまいました。弦楽器フェアーでクイケンさんの作品に一目ぼれです。
バロック楽器は音の共鳴がモダンと違って豊潤なので、弾いて楽しいです。最近やっと、肩当、アゴ当て無しに慣れてきました。ただ今、ビーバーのミステリーソナタ挑戦中です。教室の先生は、バロック曲に詳しいのですがバロックバイオリンを使用されていないので、単発で受けられるレッスンや公開レッスンなどありましたら教えてください。
ところでAHさんは、弦や松脂は何を使っておられますか?小物類についてもあまりよく分からないので教えてください。
投稿: アーノンクーレ | 2007/01/03 00:19
アーノンクーレさん
あけましておめでとうございます。
楽器を手に入れられたそうで、よかったですね。弓も手に入れられましたか?楽器もさることながら、弓が重要です。軽くて張力の弱い弓で、ふくよかな音色をどうだすかというところが最初は苦労します。ついつい力を入れすぎてかえって鳴らなくなってしまうとか。とにかく、モダン楽器とは鳴らし方がぜんぜん違うものの、豊かな音を心がけるという意味では同じなので、古楽器だから細くてひ弱で小さな音でいい、とはならないよう。なかなか難しいのですが。そういう意味からも、古楽器をきちっと鳴らせる先生に習うことはとても重要です。教えてくれる先生はいますが、サマースクールのようなところでというと、東京では夏休みの都留音楽祭位でしょうか。
小物ですが、松脂はあまりこだわってはいません。普通のモダン用のものです。プロの方に聞くのがいいでしょう。弦は、意外と種類があるのですが、Filip Kuijkenさんに聞くのがよいのでは。また、生ガットなので、当たり外れもあります。同じメーカーでも長持ちするものもあればすぐ切れてしまう場合もあります。私は弓の毛替えとか楽器の調整の際に弦を買っていますが、最近はインターネットで海外から直接買う人も少なくないようです。
できてしばらくは、楽器が不安定なので、定期的にFilipのところに調整に出すことをお勧めします(遠いのが難点ですが)。
では
投稿: AH | 2007/01/03 00:38