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2005/12/03

ああ落ち込んだ・・寺神戸レクイエム

こんなに気分が落ち込んだコンサートも珍しい。

北とぴあでの寺神戸さん指揮、レ・ボレアードの「モツレク」。めちゃくちゃ落ち込んで鬱になるほど素晴らしかった・・・。前半は、魔笛序曲、ハイドン交響曲第98番、後半はモツレク、アンコールはアヴェ・ヴェルム・コルプス。なんとAHがここ2年でやった曲ばかり、しかもハイドン、モツレクの冒頭、アヴェ・ヴェルム・コルプスは、この1ヶ月のうちに演奏したばかり。つい先週やったばかりのものもある。さらに、舞台にはその時の指揮者の坂本徹さんが・・・。

当たり前のこととはいえ、AHがあんなに苦労したところを簡単に弾くし、弾いている姿もかっこいい。戸田薫さんの多彩なボウイングを見ていると本当に落ち込む。

ものすごく勉強になる、という思いと同時に、なんて自分は技術レベルが低く音楽性がないんだ、という自信喪失状態。こんなにも差があるものなのか、ということを思い知らされました。自分で演奏して曲をよくわかっているだけに、いろいろ聞こえてきてしまいます。

合唱も7割くらいは地元のアマチュアから選抜したようですが、音程が若干ぶら下がり気味ではありますが、野々下さんに鍛えられた成果もあってみごと。そして、寺神戸さんの音楽作りもすばらしい。

レクイエムは、自分で演奏した時は、耳元でトローンボーンやティンパニがなっていたので、それと比べると客席で聞くとどうしても迫力不足。すぐに慣れましたが。

ところで、余談ですが、最初はハイドンの代わりにモーツァルトのクラリネット協奏曲をやるという案もあったようです。もし、これが実現していれば、昨年9月にAHが出演したコンサートとアンコールまで含めて全く同じ曲目、曲順ということになるところでした。もしそれをやられていたら、AHは二度と立ち上がれないほど落ち込んだに違いありません。

「若い頃もっと練習しておけば・・・」「仕事さえもっと暇なら」などと愚痴ばかり。

「若い頃」といえば、最近物忘れがあまりにひどい。ハイドンの98番を聞いて「これやったことある!」というのはすぐに思い出せても、いつやったかが思い出せない。5月にやったような気になっていたのが、終楽章の鍵盤楽器のソロを聞いてわずか1ヶ月前にやったことにやっと気づく始末。

やったことある曲ばかりというのは、いろいろ聞こえて面白いけど、あまりにわかりすぎて、しかも勉強しようなんて思ってしまうので、純粋に音楽を楽しめない。とってもいいコンサートだったけど、正直つらかった。

日曜日も北とぴあ。今度は久々のバロック。これは純粋に楽しめそう。

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