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2004/12/06

AH、三宮さんと共演

昨日、国分寺チェンバーオーケストラのコンサートに出演したのですが、ひょんなことからBCJ首席オーボエ奏者の三宮さんと十数年ぶりに共演することになりました。モダンオケなのですが、彼は1820年代の442でも対応可能なオリジナルクラシカルオーボエで登場しました。これがなかなかよくて、実によく通る音。まるでBCJメンバーになったような快感(錯覚?)。三宮さんも「オリジナルは違う」と感想。たかが管楽器一本なのですが、それでオーケストラのアンサンブルに「芯」が出来てしまう。しかも、周りのモダン楽器とあわせても全然違和感がない(とAHには感じられた)。VNの古い楽器の価値というのは皆さん認めるところですが、管楽器の場合には材質も形もキーの数もピッチも全然違うということと、コンディションを保つのが弦楽器より難しいということで、なかなかオリジナルというのは使われる機会がなく、その価値が見過ごされがちなのですが、やはり、オリジナルは違う。一体なぜそういうことが起きるのか?古いから、だけでは説明できない何かがあるのか・・・。楽器は奥が深い、と改めて感じました。三宮さん、ありがとうございました。

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